その便秘、もしかしたら冷え性からきているかも それなら漢方も治療のひとつ

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世の中、冷え性は女性しかならないみたいに言われていますが、男性も立派に冷え性になっています。冷え性は男性、女性関係なくなりえます。そして私を含め冷え性の症状に便秘が絡んでいることが多いことも判明しています。

冷え性とは

元来冷え性とは寒くなると血行が悪くなり手や足先が冷たくなりひどくなると体全体が倦怠感に襲われます。冷え性は先天性のものはないというのが定説です。後天的であり原因は様々なようです。

現代日本において冷え性人口は

昔から女性の冷え性はよく言われますが男性の冷え性はそのほとんどが言われておらずまるで男性は冷え性にならないみたいな風潮がありました。たしかに女性においてはその70パーセント、約4000万人が冷え性だという調査結果もあります。しかし近年男性の冷え性が増えてきているという調査結果も発表されています。男性の場合30パーセント、約1000万人以上といわれますから男女合わせますと全人口の半分。5000万人とも6000万人とも言われています。

冷え性の原因は

そもそも冷え性は体質的な冷え性と環境による冷え性があります。

体質的な冷え性

人は元来筋肉を燃焼させることで熱を作りますがその筋肉の量が少ないため必要な熱が作れずに冷え性になるタイプ。男性より女性のほうが冷え性が多いといわれる所以はこのあたりから来ています。また女性はホルモンバランスの変化でも冷え性になるといわれています。

環境による冷え性

近年は夏は冷房をガンガン焚いているオフィスも多く、適温28度に設定しましょう。なんてよくPRしていますが冷房が効いた中で体も動かさず事務仕事をしているようなサラリーマンやOLに多いのがこのタイプの冷え性。血流による影響が大きいのもこのタイプです。

また、自律神経の低下も実はこの環境による冷え性の影響が大きいのです。仕事をしている場合人間関係や残業などで常に緊張状態に置かれることが多い。そういったストレスがある場合になりやすいのです。
冷え性は他の病気の源
西洋医学では冷え性自体は病気として認知されていません。しかし東洋医学、とかく漢方では冷え性を未病すなわち病気になる手前の状態であるとして警戒しています。冷え性が悪化すると頭痛や倦怠感、しいてはかぜをひいた症状となったりします。(これ私の場合)もっとひどくなると女性の場合子宮内膜症になるケースもあると言われています。

冷え性と便秘の関係

また夏場はつめいたい飲み物や食べ物がおいしい時期ですが、そういった冷えた食べ物や飲み物は胃腸を冷やし、内臓への血流を悪くする傾向があります。かの健康オタクで有名な徳川家康は夏でも体を冷やす野菜などは食べず暖かい飲み物や食べ物を好んで摂取していたといわれています。胃腸を冷やすと臓器の機能低下を引き起こし胃の消化不良や腸において便秘や下痢といった症状が現れることもあります。

また冬場、屋外など極端に寒いところに出ると寒さのあまり体が緊張感に包まれます。この緊張感が自律神経を圧迫する要素となっており夏場、冷房の効いたオフィスなども同じ状態なため冷え性となってしまうのです。そしてこの緊張感が便秘にものすごく悪い効果を持たせます。人によっては緊張したあまりトイレに行きたくなったという人もいますが、そのときのトイレは基本おしっこか神経系の下痢が多いパターンです。便秘に関しては私の経験上緊張すれば便意は減り便が腸に滞在する時間が長くなるため便が硬くなる傾向にあります。

冷え性の効果的解消法

冷え性は一般的に血流の乱れから起きるといわれており血流の乱れは自律神経から来ているといわれています。漢方でいうところの証である気血水の血の部分にあたるところでもあります。もちろん夏場の冷房の効いたオフィス等環境も大きく影響しています。

まずは体を温めること

夏冬問わず人の体は冷やされています。冬場は当然外気の差は場所によっては人の生命も危ぶまれます。夏場ならお酒を飲んで道端で朝まで寝ていてもよほど運が悪くない限り風邪をひく程度で済みます。が真冬となれば外で寝ること自体死を意味します。

人は既に文化的な生活を送るようになってから環境への適応能力が著しく低下しています。その証拠としてよくペットで犬を飼っている家庭も多いと思いますが、よく公園を散歩していると犬に衣服を着させ運動させているのを見かけませんか。あれっておしゃれでそうしているのだと私は思っていましたが、実はあれはれっきとした防寒たいさくだそうです。

ようは、犬という動物(犬に限りませんが)は屋外で飼えば寒さに対し頑丈に育ちますが、屋内で育てると人間同様、弱くなってしまうのだそうです。屋内で飼った犬を外で飼うようにした場合最悪寒さで死んでしまう場合もあります。しかし生まれてからずーと屋外で育った犬は雪が降るような寒い地域でも元気で生きています。むしろ雪を楽しんでいます。昔飼っていたうちのわんちゃんも雪が降ったあとはしっぽ降って私と遊んでいたのを記憶しています(本来犬って雪が好きなはずですけどね。)

ですが、屋内で飼った犬は雪を怖がるそうです。(そうじゃない犬もいるみたいですが・・)
また、北海道の人と沖縄の人ではどっちが寒さに強いかなんて番組を昔みたことがありますが、みなさんはどちらが寒さに強いと思われますか。一般的にはちょー寒い北海道の人のほうが寒さに強いと考えますが、そのときの答えは逆でした。

内容はこうです。北海道は場所によりきりですが冬場零度以下になる日も相当数あるそうで平均気温零度以下なんて場所で住んで人もいます。方や真冬でも10度以上ある沖縄は一時期を除いて半袖でもいられるくらいあたたかい場所です。

冬場零度以下になる北海道では当然防寒対策が徹底されています。
外に出るときは防寒服、家に入れば暖房化された部屋と冬場でも人に対しあたたかな環境を整えています。一方沖縄は暖かいとはいえ10度前後の日もあり、日によっては一桁もあります。ですが比較的暖かく感じるため防寒対策はあまりされていないそうです。外へ出るにも軽い服装、屋内では暖房も焚いていない状態と・・・
体に対しては防寒を徹底している北海道の人のほうが沖縄の人にくらべ温度に対する適応力が低いというのが回答でした。

大分話がそれましたが、人も文化的な生活を送るようになってから寒さへの適応力が低下しているのは確かです。
そして寒さへの適応力を鍛えることが大事となってきます。
その手法として体を外部から強くする方法と内部から強くする方法があると考えます。

外部から強くする方法

人は原始時代から現代にいたるあいだ寒さと戦い勝って生き残った種族です。当然環境への適応力も備えています。
その適応力が文化的生活を営むことで埋もれてしまっています。これを引き出してやれば人は寒さに対し強くなれます。

その具体的手法として

乾布摩擦があります。なんだそんなことかよとそこのあなたいわないでください。この古来からある乾布摩擦、効果は絶大です。なんせ夏冬問わず上半身裸でからだを外気にさらすのですから・・

そして還付摩擦は表皮のみを刺激するのではなく、刺激された皮膚から体内へと刺激が伝わり体全体の免疫力効果を高め血流を促します。

当然、促された血流は自律神経を促し、乾布摩擦の実行時は緊張していても、その後からだが温まってきます。温まったからだは安心感を起こさせ、緊張感をほどく、この好循環が体に非常によい。1日では効果はありませんが毎日決まって朝日を浴びながら(実はここが大事)行えば更なる効果が期待されます。
そうして緊張感がほどければ便意も自然に戻ってきます。

第2にヨガです。

最近は健康ブームの一環としてヨガを推奨している人も多くいますが。このヨガも非常に冷え性と便秘によいとされています。
「腸ヨガ」とか「腸もみ」なんてことば出てくるくらい最近では有名ですかね。

この話はここでちょっと詳しくやってます。

第3としてウォーキング

足は第2の心臓なんていわれているようですが、現代人はとにかく歩かない。私も仕事へ行くときも自宅からでて車まで200歩それからは車で仕事場へ仕事場へ着くと事務所内まで30歩程度、もしその後現場に出ずに事務仕事なるとまず2000歩も歩かない。

1日5000歩も歩かない日がざらにある。成人が1日に歩く目安は1万歩だそうで、その半分程度。

実際無理に体を動かさなくても、普通に30分歩き続ければそこそこ足元を含め体全体が暖かくなります。1時間も歩けば結構効いてきます。

内部から強くする方法

内部から強くする方法にはやはり食事があります。
冷え性によく効くといわれる食べ物には、ショウガ、ニンニク、ねぎがよいとされています。

またこんにゃく、ごぼう、ニンジン、レンコンなどの根菜類も体を温める材料となります。こういった材料を使用した料理を主としてたbることで冷え性解消期待できます。

漢方処方による方法

漢方による処方はある意味薬学分野になるためここでの趣旨とは少し違いますが、やはり食事等で冷え性が解消できない場合などはこういった薬効成分も取り入れるのも手法と考えます。

漢方についてはちょっとだけここで触っています。

アロマテラピーによる方法

これは、もともと冷え性が西洋医学では自律神経失調症が原因とされており、この自律神経失調症の改善方法としてアロマテラピーの効果が実証されています。気持ちが常に緊張している場合は手足も冷え体に不調ときたします。がしかし逆にいえば心を穏やかに過ごすことが出来れば血の廻りもよくなります。これは私自身身を持て感じています。

ちょっとした対策が功を奏する場合も

上記のような体操やヨガ、食事管理みたいなことって私はちょっと無理、続かせる自信がない。なんて人もいます。私もそうです。気合を入れて始めてはみましたがある程度良くなってくるとその行動自体が億劫になってしまいやめてしまう。そしてもとの状態へ慢性便秘にもどってしまう。

便秘かな、そして冷え性が原因かなと感じたら

まず、足が冷える人(私もそうですが)は冷えたとき下っ腹を触ってみましょう。特に夏場冷たくなっているときがあります。

そのときは下腹部を温めてやるものひとつの手法です。使い捨てカイロやUSBカイロなど冬場に用意しておくとよいでしょう。下腹部があったまるとある程度汗がでてくると思いますがでるくらいでも構いません。

冬場だと下腹部が温まることで気持ちに安心感が出て自律神経にも効果が期待できます。

夏場だと熱い中そんなことできないよ。という人もいるかもしれません。でもかの有名な徳川家康は夏でも冷水は飲まなかったといわれています。自分の健康管理最後は自分で診るしかないのです。

多少は我慢が必要だと思います。でも便秘による我慢と違い回復に向かう我慢なら人は頑張れるではないでしょうか。



お役立ち情報

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